軸のないコマ

世界は愛で満ちている

しかしその愛は偏狭で融和生にかける

そして愛のもつれは時に人の命をも奪い合う

人類にとって愛とは非常に厄介で重たい荷物なのである

なぜこのような重荷を我々は背負わされているのか？

しかしこの重荷は

本来は、荷物どころか大切な宝物だった。

何故ならその愛で神様と通じ合い、親なる神様の温もりを

いつも全身で感じる事ができる、それが本来の意味だった

今は重荷となってしまった愛。

それはまさに、神様が人類を子として創造し、

愛で人間を主観されようとしたその証拠である

神様とは、無感情、無機質で、ただ地球上の法則性の根源

と言ったそのような存在ではない

私たち人類の愛の根源であり

親の心情で常に私たちを見守り続けているのである

今世界中で起こる様々な問題も

究極的には、本来の在るべき形、行くべき方向性を見失っ

た、愛の力が暴走しているのだ。

私たち人類は、残念ながら軸を失った、或いは軸が変形し

た、コマの様な存在だ。

科学という衣を着て、一見美しく着飾ってはいるが、それが

回転する事でさらに輝きを増すその術を知らない。

そして変形した軸で無理やり回転し、辺り構わずぶつかり

合い傷つけ合っている。

この様な悲しい現実が今地球上を覆い尽くしているのだ。

私たちは悟らなければならない

私たちの中に何故愛が存在するのか

その愛は、どこから来てどこに向かうべきなのか

それを真剣に探し求めなければならない

その答えを見つける事、それが唯一、この複雑に絡み合い

悲しみの淵にある人類史に、終止符を打つ方法である