今から30年前
当時千葉県に住んでいた私は、義理の父が好きだという落花生を持って
電車に揺られ、愛知県豊田市のとある町に向かった
家内が生まれ育った家、そう実家である
3万双、当時桜田淳子さんや山崎浩子さんが参加した、国際合同結婚式で祝福を受け
結婚の挨拶のため訪れたその家だったが、その日、その敷居をまたぐ事は許されなかった
時は流れ子宝に恵まれた我が家には、出産の度、義理の母が遠路はるばる訪れ
甲斐甲斐しく世話をしてくれた
だが、いつも決まって教会のことで親子げんかとなり、満足なお礼もできないまま、別れる事も何度かあった
以降30年間でその実家を訪れた回数は片手でさえ余る
父に孫の顔を見せることが出来たのは結局1度だけだった、その時、孫を膝の上にだき座る父の後ろ姿が今でも鮮明に思い浮かぶ
あれから30年
今年その義理の父がこの世をさった。
眠ったような穏やかな顔を見ながら、申し訳ない思いがこみ上げる。
本来、最も強い絆で結ばれるべく親子である。どうしてこんなことになったのか。
30年前、統一教会に洗脳された哀れな信者を救済するというメディアの正義は
私たちの最も愛すべき、親族の心を抉り呪縛をかけてしまった
その呪縛から解き放たれることなく、父はこの世をさった。
そして今、メディアは哀れで可哀想な2世たちを救うと言いながら
私たちからまた、大切なものを奪おうとしている。
恐らく彼らは、自分が何をしているのか分かっていないのだろう。
罪の意識のない暴力ほど恐ろしいものはない。
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