墓場と霊界

A：人間死んだら土に帰るんですわ、それでおしまいです。

結局のところ、生きるってことは死に向かって進んでるだけで

要するに人生とは、死ぬまで生き続けるってことですよ。

そこに理由やら価値やら何もない、ただ生きたいように生きたらええだけです。

そんで持って、死に際にええ人生やったって思えればそれでええと思います。

B：へ～そんなもんですかねぇ～

じゃぁそのええ人生やったって思える要素ってなんですかね？

A：まぁそらぁ金かな、ごっつう金あったらええ暮らし出来るし、ええ家住めるしな

B：でも金で買えんもんも有るでしょ？例えば愛とか・・・

A：あんた青臭いこと言うな～。愛とかほんま、赤面するわ。

B：でも、あんただって若い頃嫁さん口説くのに相当頑張ったんちゃうの？

まさか金で買うたわけやないでしょ？

A：なわけないっしょ、嫁さんに聞かれたらしばかれるわ！

B：じゃぁやっぱり金で買えんもんの方が価値があるんじゃないの？

A：何や何の話しとんや！

B：いや、死んだらどこ行くかって話。

A：せやから死んだら土に帰るだけですわ。

せや、墓場がわいの人生のゴールや

A：なるほど。

なんか墓場だけに儚い人生やな～

いや～、わいわ、やっぱ霊界ある方がええわ、死んでも次の世界がある思うとった方が夢あるしな、

それに嫁さんとも永遠にラブラブでいたいしな！

B：あんた理想語る前に嫁さんと仲直りせ～や、永遠の世界まで、いがみ合うつもりかい。

A：あ～、一本取られたわ。

まぁいろんな人生観ありますからね。

いいとか悪いとかじゃなく、互いを尊重しあえる関係性が大事です。

排他的な考えは人生を貧しくしますよ、ホントの話。