無色透明な人々

生きているのか？死んでいるのか？

そのどちらでもない

そんな人々がこの国には沢山存在する

以前から平和ボケという言葉はあるが

その度を遥かに通り越している

若者は５，６インチのスクリーンに飲み込まれ

目の前のスイーツには目もくれない

人々は自らの生活圏内で起こることいがいに興味はない

問題なのは赤い色の左ではない

色がついているだけまだマシだ

赤でもない黒でもない青でもない白でもない、

この無色透明な人々

その根底に眠る大切な何かを

どうやって目覚めさせるのか？

自らに石を投げつけてくる者たちに

気を取られている暇はない

問題を直視せよ

有限なる時間を食いつぶすな

自分に何が出来るのか考えろ

そして行動しろ

お前は生きている

だからお前に語りかけている

まず目を覚まさなければいけないのは

私達食口なのかもしれない