昨年12月中旬、父が他界しました。
優しさと強さを併せ持つ頼りになる父でした
徐々に弱っていく姿に何もできないもどかしさを感じる日々でした。
肺気腫を患い外出には酸素ボンベが必要な生活でしたが
今年の春には、桜の花の咲く場所にいき、僅かな時間を一緒に過ごし
地元の観光名所にも行きました。
この年になって、初めて父と二人で過ごす数時間の小旅行でした。
晩年はあまり笑顔もみれなくなった父でしたが
観光名所で名物の大きなデザートを買い、自宅で美味しそうにそれを頬張る父の姿が
今しみじみと思い浮かびます。
なくなる一日前
入院先の病院から今日は調子もよく反応もいいですよとお電話をいただき
また回復して自宅に帰って来る日が来るのかなとかすかな期待をいだきました
その日の昼頃、父がこれまで使っていた茶碗を少しずらしたとき、何もしていないのに
その茶碗が割れたそうです。
私も見ましたが、半分にわれたわけではなく底が抜けるような割れ方でした。
虫の知らせでしょうか?病院からの調子が良いとの連絡に少し安堵したところでしたが・・・。
翌朝、病院から自宅に急遽連絡があり危険な状態なのですぐに来てほしいとのこと
慌てて駆けつけた兄とともに父の病室に入ってわずか10分ほどでその息は静かに途切れました。
我が子の到着を待っていたように
虫の知らせということは以前から聞いていましたが、こんな事本当にあるんですね
うけとめは様々でしょうが
割れた茶碗は父からのメッセージだと感じました
もう行くよって
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桃メンタルなので傷つかない程度でお願いします。